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史上最大の防衛費は日本の安全に役立っているのか(半田滋東京新聞論説兼編集委員) -マル激
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史上最大の防衛費は日本の安全に役立っているのか(半田滋東京新聞論説兼編集委員) -マル激
高額兵器と攻撃的兵器。これが今年度の防衛予算の特徴のようだ。 1月22日に開会した通常国会では主に来... 高額兵器と攻撃的兵器。これが今年度の防衛予算の特徴のようだ。 1月22日に開会した通常国会では主に来年度予算案が審議されるが、中でもとりわけ過去最高となる5兆円を突破した防衛関係費(防衛予算)が大きな争点となる。 確かに北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射実験を繰り返し、中国の軍備拡大も続くなど、東アジアの安全保障は新たなアプローチが必要な情勢ではある。しかし、そうした中で打ち出された史上最高額の5兆1911億円の防衛予算の内訳を見ていくと、必ずしも緊迫の度合いを増す東アジア情勢に対応した装備が計上されているようには見えない。 端的に言えば、F-35A戦闘機やV-22オスプレイ、イージス・アショアなど必ずしも日本のニーズに合致するとは思えない高額の兵器を次々とアメリカから買わされている一方で、現行憲法の枠を超える弾道ミサイルのような攻撃的兵器の研究費が、十分な議論もないまま計上されているのだ