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ひたむきに楽しんだ人|ちくま文庫|松田 青子|webちくま
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『紅茶と薔薇の日々』、『贅沢貧乏のお洒落帖』につづく、早川茉莉さん編集の森茉莉アンソロジー第3弾『... 『紅茶と薔薇の日々』、『贅沢貧乏のお洒落帖』につづく、早川茉莉さん編集の森茉莉アンソロジー第3弾『幸福はただ私の部屋の中だけに』。10代の終わり(?)に森茉莉さんに出会い、その文章に魅せられた松田青子さんの解説を公開します。胸がきゅんとして、人生というものを考えさせられるエッセイです。どうぞ! 小さな頃、私は児童文学や絵本に夢中な子どもで、もう一つ名前を持っていた。外国の童話に出てくる、きれいだと思った言葉をファーストネームとラストネームにした、私の頭の中に住む、異国の女の子の名前だ。恥ずかしいので死んでも言いたくないが、いまだにその名前をはっきり覚えている。それは、もう一人の私だった。よく彼女のことを想像していた。 同様に、屋根裏部屋にも憧れていた。団地からマンションの五階に引っ越した後、はじめて自分の部屋ができたのだが、中学生の頃の私は一時期、その部屋を屋根裏部屋として生活していた。自