エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
【今週はこれを読め! SF編】翡翠というモチーフが担う多義性、多視点で語られる物語の推進力 - 牧眞司|WEB本の雑誌
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
【今週はこれを読め! SF編】翡翠というモチーフが担う多義性、多視点で語られる物語の推進力 - 牧眞司|WEB本の雑誌
『翡翠城市(ひすいじょうし) (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5045)』 フォンダ リー,大谷 真弓 早川書房 2,... 『翡翠城市(ひすいじょうし) (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5045)』 フォンダ リー,大谷 真弓 早川書房 2,750円(税込) 商品を購入する Amazon HonyaClub HMV&BOOKS honto 『翡翠城市』は異世界ファンタジイだが、感覚はひじょうに現代的だ。エキゾチズムやロマンチシズムに拠るのではなく、内政と外交においてシビアな駆け引きがおこなわれる。そのいっぽう、民族主義的・家族主義的な組織論も息づいている。物語の中心となる登場人物は、コール家の長兄ラン、次兄ヒロ、妹シェイの三人だ。 彼らの祖父センは、祖国である島国ケコンの独立のために戦った〈一山会〉のリーダーのひとりである。父ドゥはその独立戦争で亡くなった。もっとも、〈一山会〉が民族の英雄だったのは過去のことで、ケコンが独立を果たしてのちは、ビジネス的な対立で〈無峰会〉と〈山岳会〉に分裂し、縄張りをめぐって争い