片付けられない、不注意で失敗続き… 大人の発達障害の可能性も

「部屋を片づけられない」「不注意のための失敗が多い」。こんな悩みを抱えている人は少なくないだろう。もしかしたら、発達障害の一つ「ＡＤＨＤ（注意欠陥・多動性障害）」かもしれない。最近では、働きざかりのサラリーマンを中心に大人の受診も増えており、企業側も看過できない事態になっている。 ＡＤＨＤは、１９７０年代から米国で研究が行われ、日本でも９０年代から注目された。もとは「教室でじっとできない」「先生の話を聞くことが難しい」といった学童期のＡＤＨＤが中心だったが、最近では「大人のＡＤＨＤ」がクローズアップされている。 『他人とうまくいかないのは、発達障害だから？』などの本がある「きょうこころのクリニック」（奈良）院長で精神科医の姜昌勲（きょう・まさのり）氏は「ここ数年、大人からの相談件数が増えています。その多くは企業の産業医を通じて紹介されたものです」と話す。 ミスが多く批判にさらされて落ち込む

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「片付けられない、不注意で失敗続き…　大人の発達障害の可能性も」