被爆建物「旧陸軍被服支廠」 建物強度の調査を公開 広島 | NHKニュース

広島市にある最大規模の被爆建物で、倒壊のおそれから解体の方針案も示された「旧陸軍被服支廠」について、建物の強度を確認する詳細な調査の様子が20日、報道関係者に公開されました。 県は解体撤去の理由として、震度6強以上の地震で倒壊の危険性が高いことなどをあげていましたが、ことしの調査では、当初の想定より耐震性が高く、保存にかかる費用も3分の1程度にとどまる可能性があることがわかり、県は今月14日から建物の強度を詳細に調べています。 20日は調査の様子が報道関係者に公開され、担当者が壁のれんがのつなぎ目や建物の地盤部分に圧力をかけたりして、強度を調べていました。 調査は今月いっぱい続く予定で、県は建築などの専門家でつくる会議に調査結果を示して、補強の方法や費用などについて検討することにしています。 広島県の三島史雄政策監は「調査で得られたデータを基に、年内に建物の補強案や概算の工事費を取りまとめ