祭りの山車横転事故 下り坂で後ろにロープ回さなかったか 静岡 | NHK

静岡県伊豆の国市で祭りの山車が横転して、72歳の男性が死亡し18人が重軽傷を負った事故で、下り坂に入る際、速度を落とすためにロープを山車の後ろに回して引っ張る作業をしていなかったとみられることが捜査関係者への取材でわかりました。警察は、安全対策に問題がなかったか調べを進めています。 今月3日、静岡県伊豆の国市で、神社の祭りで出ていた山車が横転し、ロープで引いていた人などが巻き込まれて、72歳の男性が死亡したほか、6歳の小学生を含む18人が重軽傷を負いました。 山車を引いていた参加者などによりますと、本来であれば山車は下り坂に入る手前でいったん止まり、前方にあるロープを山車の後方に回して後ろ向きに引っ張り、ブレーキをかけながら坂を下るということです。 しかし当時、山車は下り坂に入る手前で止まらなかったうえに、速度を落とすためにロープを後方に回さず、山車を引っ張る作業をしないまま下ったとみられ