「傾向的な障害を防ぐ」，JEITAの特別委員会がノートPC向け電池問題で活動方針を公表

電子情報技術産業協会（JEITA）は2006年10月26日，ソニーの電池問題を機に発足させた「ノートPCリチウムイオン電池安全利用特別委員会」の活動内容について報告した。同委員会の活動目的は，Liイオン2次電池を搭載するパソコンの安全性を向上させることである。そのための具体的な活動として「消費者向けの情報発信」「安全な利用に関する技術検討」を掲げている。後者の技術検討の項目としては充電方式，セル間のバランスを保持するための設計方式，モニタリング方式や保護方式，電池パックやセルの評価基準がある。委員会の活動期間は2006年10月～2007年3月である。以下に，記者会見での一問一答を紹介する。 ――ソニーの発表について，JEITAとしてはどうとらえているか。また，ソニーとパソコン・メーカーで意見の相違があるが，JEITAとしてはどのような見解か。 ソニーの問題が特別委員会発足のきっかけになった