小池一夫のツイートを見て思い出した筒井康隆の「作家にとってのよい文芸評論とは」 - YAMDAS現更新履歴

『子連れ狼』、『修羅雪姫』などの漫画の原作者として知られる小池一夫のツイートがタイムラインに流れてきて、なるほどと思うところがあった。 ネットの匿名掲示板等を作家は見ない方がいいとツィートしたら、批判も受けとめての創作ではないかと反論が来たのだが、僕はそう思わない。元来、表現者は感受性が豊かだし、その匿名性を利用し、それを発言する事で何も失う物が無い者達の礼儀無視の罵詈雑言に心乱れない者など何処にもいない。— 小池一夫 (@koikekazuo) September 3, 2015 このツイートにすら、批判も受けとめて創作できるはずだろと迫るようなリプライがあって、なんだかなと思ったりする（なんでそれを他人に求める？）。 こないだピース又吉にタメ口でインタビューした女性記者の話で思い出した筒井康隆の「インタヴューアー十ヶ条」という文章を書いたのだが、そのとき久しぶりに『笑犬樓よりの眺望』を

[KoshianX]

けなして利益があるのは「なんだかよくわからない偉そうな人がこき下ろされるのを見て溜飲を下げる」という公開処刑的エンタメを求める人達だけなんだよね。それも焼畑だから結果的には利益はない

[otsune]

内容は同意なんだが、これを打たれ弱さに定評があるyomoyomoさんが書いてると、小池一夫と筒井康隆の権威を借りて「俺をDISるな(他人はDISるけどね)」とむしの良いことを言ってるようにしか読めないという脆弱性がある。

[soylent_green]

前田有一せんせいはああおっしゃるが、一方で筒井康隆も「ちょっとくらいの批判ですぐに女女しく泣きごとを言い、自信を喪失し、おろおろし、ぎゃあぎゃあと喚き立てるのが作家」と書いているのよな

[kj-54]

『２ちゃんねるを覗かない自制心さえあれば大方なんとかなったとも言えるが、今ではツイッターやってるだけで、…悪意むき出しのリプライが飛んできたりするのだから、創作者の受難としか言いようがない』

[uturogi_soy]

酒の肴に面白かった詰まらなかったと騒ぐのは構わないが、作者本人にリプしたらケンカ売ってるのと同じって事を意識しない輩多すぎる

[tohokuaiki]

作家のみならずクリエイターと言われる人はそうなのだろうけど、世の中には罵詈雑言を燃料にして立ち向かったり無視したりさらに燃料を追加することで活躍の場を見出す職業炎上軍人もいるからなぁ。いろんな人がいる

[tanayuki00]

「どんな批判にも動じないという図太い人物の書いた小説がどんなものか、われわれは開き直った老大家の作品を読んで知っている」

[kaoritena]

プロダクトも同じ。悪意を持った意見に何度も心がざわついてきた。せめて、個人としては悪意ある批判を外に向かってしゃべることはこれからもしないぞと。/小池一夫のツイートを見て思い出した筒井康隆の「作家にと

[maicou]

ほんまやね

[kamezo]

ぼくもときどき「ポジティブな言及以外はせんとこ」とか思うのだが、ついさっきのようなブコメをかいてしまうのだった。未熟。

[izumino]

"どんな批判にも動じないという図太い人物の書いた小説がどんなものか、われわれは開き直った老大家の作品を読んで知っている。"　なんだかそこに闇がある気もするんだけど…

[sharia]

なんかの本のあとがきで、角田光代がデビュー当時批評家に「あんなふうに書いてはイカン！」と激怒されて、なんだか怖くなって毎日お酒ばっかり飲んで過ごしていたという話があった。才能を潰す気だったのかねえ？