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きよと清太と、そして白駒 - ほ ほ え み
きよと清太と、そして白駒6 清太は、十三才。 心のやさしい、利口な少年でした。 長者の一人娘・きよは... きよと清太と、そして白駒6 清太は、十三才。 心のやさしい、利口な少年でした。 長者の一人娘・きよは、三つ年下の十 才。むじゃきでかわいい少女です。 清太は、長者の家で、馬の世話をして います。 長者の家では、何頭もの馬をかってい ました。その中に、雪のように白い馬 がいます。長者のじまんの馬でした。 馬の名前は、白駒。足のはやい、人の 気持がよくわかる利口な馬でした。 十三才の清太にとって、馬の世話はつ らい仕事でした。馬にえさをやったり、 馬小屋の掃除をしたり、馬の体をブラ ッシングしたり。 時には、小川へ馬をつれて行き、大き な馬の体を洗います。 清太は、朝から晩まで、休むひまもな く働きました。 そんな清太を、長者はわが子のように かわいがっています。 つづく 信州の佐久地方には、「白駒の池」と いう悲しい伝説があります。 「きよと清太と、そして白駒」は、そ の伝説をヒントにして、