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全身を義体化したサイボーグだが、人型のロボットではない。草薙素子という謎めいた生命体に、クオリティの高い作画で”生々しさ”をもたらせてきたのが黄瀬和哉だ。『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』と『イノセンス』では作画監督を務め、両作で指揮を取った押井守がリアリティを追求するために欠かせない存在として活躍。総監督を任された『攻殻機動隊ARISE』シリーズでは、大胆な素子の若返りを決行して作品の新たな魅力を引き出した。 誰よりも素子に向き合ってきたクリエイターの1人だが、本人は淡々とした口調で「オッサンを描くほうが好き」と語る。指先はマジシャンのように器用でも、インタビューでは嘘をつけない様子。『攻殻機動隊』との出会いから、作画マンや総監督として直面してきた苦労、そして現代のアニメシーンについて思いの丈をじっくりと語ってもらった。 ――作画監督を務めた『GHOST IN TH
全身を義体化したサイボーグだが、人型のロボットではない。草薙素子という謎めいた生命体に、クオリティの高い作画で”生々しさ”をもたらせてきたのが黄瀬和哉だ。『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』と『イノセンス』では作画監督を務め、両作で指揮を取った押井守がリアリティを追求するために欠かせない存在として活躍。総監督を任された『攻殻機動隊ARISE』シリーズでは、大胆な素子の若返りを決行して作品の新たな魅力を引き出した。 誰よりも素子に向き合ってきたクリエイターの1人だが、本人は淡々とした口調で「オッサンを描くほうが好き」と語る。指先はマジシャンのように器用でも、インタビューでは嘘をつけない様子。『攻殻機動隊』との出会いから、作画マンや総監督として直面してきた苦労、そして現代のアニメシーンについて思いの丈をじっくりと語ってもらった。 ――1987年に発売されたOVA『ブラックマ
5/25(土)『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』と「音楽」がシンクロするイベント『DEEP DIVE in sync with GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』が、士郎正宗による原作連載開始35周年を記念して、開催決定! SFアニメ映画の金字塔『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』と「音楽」がシンクロする新時代のイベント『DEEP DIVE in sync with GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』が、士郎正宗による原作連載開始35周年を記念して、開催決定! 出演はDerrick May (デリック・メイ)、石野卓球、yahyel (ヤイエル)、Maika Loubté (マイカ・ルブテ)、4s4ki (アサキ)、どんぐりず! 押井守 × 川井憲次のスペシャルトークショーもMCに宇川直宏を迎え実現! 0b4k
全身を義体化したサイボーグだが、人型のロボットではない。草薙素子という謎めいた生命体に、クオリティの高い作画で”生々しさ”をもたらせてきたのが黄瀬和哉だ。『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』と『イノセンス』では作画監督を務め、両作で指揮を取った押井守がリアリティを追求するために欠かせない存在として活躍。総監督を任された『攻殻機動隊ARISE』シリーズでは、大胆な素子の若返りを決行して作品の新たな魅力を引き出した。 誰よりも素子に向き合ってきたクリエイターの1人だが、本人は淡々とした口調で「オッサンを描くほうが好き」と語る。指先はマジシャンのように器用でも、インタビューでは嘘をつけない様子。『攻殻機動隊』との出会いから、作画マンや総監督として直面してきた苦労、そして現代のアニメシーンについて思いの丈をじっくりと語ってもらった。 “第4の攻殻”を生んだ黄瀬和哉の矜持 #01
1989年に漫画家・士郎正宗の連載が始まった『攻殻機動隊』。映像化の歴史は押井守が手がけた1995年公開の劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』から始まった。同作は日本はもちろん海外での評価も高く、続編となる『イノセンス』も含めて今なお多くのクリエーターに影響を与えている。「映像化するなら自分が向いていると思っていた」と語る鬼才が、『攻殻機動隊』の世界観をアニメーションで表現する貫いたこだわりとは? 制作時の苦労話や名シーンを巡る赤裸々な裏事情を語ってもらった。 ーー『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』でトグサが愛用するリボルバーはマテバ社の銃でした。銃器にマテバを採用した背景を教えてください。 押井守(以下:押井) 銃器に関しては日本を代表する銃器の専門家に会いに行って、資料を借りたりアドバイスをもらいながら作り込んでいました。マテバは単純
1989年に漫画家・士郎正宗の連載が始まった『攻殻機動隊』。映像化の歴史は押井守が手がけた1995年公開の劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』から始まった。同作は日本はもちろん海外での評価も高く、続編となる『イノセンス』も含めて今なお多くのクリエーターに影響を与えている。「映像化するなら自分が向いていると思っていた」と語る鬼才が、『攻殻機動隊』の世界観をアニメーションで表現する貫いたこだわりとは? 制作時の苦労話や名シーンを巡る赤裸々な裏事情を語ってもらった。 ーー『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』や『イノセンス』を制作する過程で原作者の士郎正宗さんから意見をもらうことはありましたか? 押井守(以下:押井) 基本的には何もなかったです。映画を作る前に会いに行ったときも、「好きにやってください」と言ってもらったくらいで、内容に関する具体的な
1989年に漫画家・士郎正宗の連載が始まった『攻殻機動隊』。映像化の歴史は押井守が手がけた1995年公開の劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』から始まった。同作は日本はもちろん海外での評価も高く、続編となる『イノセンス』も含めて今なお多くのクリエーターに影響を与えている。「映像化するなら自分が向いていると思っていた」と語る鬼才が、『攻殻機動隊』の世界観をアニメーションで表現する貫いたこだわりとは? 制作時の苦労話や名シーンを巡る赤裸々な裏事情を語ってもらった。 ーー押井さんが 最初に『攻殻機動隊』に触れたのは いつ頃だったんですか? 押井守(以下:押井) 「ヤングマガジン」で原作漫画の連載が始まってから、すぐにチェックしましたよ。士郎さんの作品は『アップルシード』や『ORION』も読んでいたから、『攻殻機動隊』も奇特な世界観だとは思わなかったな。その後、単行本
1989年に漫画家・士郎正宗の連載が始まった『攻殻機動隊』。映像化の歴史は押井守が手がけた1995年公開の劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』から始まった。同作は日本はもちろん海外での評価も高く、続編となる『イノセンス』も含めて今なお多くのクリエーターに影響を与えている。「映像化するなら自分が向いていると思っていた」と語る鬼才が、『攻殻機動隊』の世界観をアニメーションで表現する貫いたこだわりとは? 制作時の苦労話や名シーンを巡る赤裸々な裏事情を語ってもらった。 押井守が追求した「情報量」と「臨場感」#01 #02 #03 写真:平野太呂
© 士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会 © Shirow Masamune, Production I.G/KODANSHA/GITS2045 2024年1月28日(日)午前中から『攻殻機動隊』公式Xアカウント(@thegitsofficial)では、不正アクセスにより「乗っ取り被害」を受けていることが発覚いたしました。 現在『攻殻機動隊』公式Xアカウントについては利用を中止して、X社とアカウントの利用再開について調整しております。 現状、不正アクセスによる被害報告はございませんが、引き続き他の『攻殻機動隊』公式SNSを含めた調査およびセキュリティ強化について対応してまいります。 復旧予定など明確になりましたら、あらためて 『攻殻機動隊』公式サイト(https://theghostintheshell.jp) 『攻殻機動隊』公式instagram(
アーティスト・近藤銀河と哲学者・西條玲奈、そしてメディア研究者・清水知子による鼎談をお届けする。3人の対話は草薙素子の不安定なアイデンティティをめぐって始まり、人工知能(以下、AI)やサイボーグ、ロボットといったテクノロジーの表象分析へと進む。作品と現実を往還しながら展開される議論は、《攻殻機動隊》シリーズの可能性をひらくものでもある。これまで電脳世界や都市の描写に見られる東洋的なモチーフがテクノオリエンタリズムと関連づけられ、あるいは、ダナ・ハラウェイのサイボーグフェミニズムを下敷きに、折衷的、脱構築的、ハイブリッドなどと形容されてきた同シリーズ。その再解釈を通じて、私たちの身体と社会、技術もまた別様の姿をみせるだろう。 近藤は、VRやAR、ゲームなどさまざまなメディアを用いて、レズビアンと美術の関わりをめぐる作品を制作するほか、ME/CFSという難病を抱え車椅子で生活する当事者として、
©士郎正宗/講談社/ ©1995士郎正宗 講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT( ©1995,S/K,B,M)/ ©2004士郎正宗 講談社・IG,ITNDDTD/ ©士郎正宗・Production I.G 講談社・攻殻機動隊製作委員会 / ©士郎正宗・Production I.G 講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会( © S・P/K・GAPS )/ ©士郎正宗・Production I.G 講談社・「攻殻機動隊新劇場版」製作委員会( ©S,P/K,GMC )/ ©士郎正宗・Production I.G 講談社・攻殻機動隊2045製作委員会( ©S,IG/K/2045) 原作:士郎正宗(Shirow Masamune)
© 士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会 © Shirow Masamune, Production I.G/KODANSHA/GITS2045 ISSUE #01特集_東洋的|The East主人公・草薙素子と人形使いの融合、それによって変容する身体。原作漫画および映画版第一作で描かれた、生命・情報・技術が高次に溶け合った社会の必然的な産物としての素子の姿は、その後続く《攻殻機動隊》シリーズのもっとも重要な主題のひとつを象徴している。本特集では、西洋由来の人工知能(AI)を中心とする新しいテクノロジーが、いかにして私たちの身体と社会に影響をもたらすのか、反対に、文化や環境がどのように技術を変質させるのか、それらの問題系に「東洋的」な想像力を衝突させることで揺さぶりをかけようと企むものである。 内容は以下のとおり。AI研究者の三宅陽一郎は、西洋の哲学
© 士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会 © Shirow Masamune, Production I.G/KODANSHA/GITS2045
単行本や副読本などで作品について説明することはあったが、士郎正宗がインタビューという形で『攻殻機動隊』について語ったことは、皆無に等しい。’95年の『GHOST IN THE SHELL /攻殻機動隊』公開時に「ヤングマガジン」誌面で押井守監督と対談をしているが、映画についての話がメインで、マンガのことは語られていない。ヤングマガジン増刊「赤BUTA」の記事も、大半がマンガ家の仕事についてのインタビューで最後にほんの少し作品に触れている程度だ。その後、フランスのGlénat社経由で依頼があったインタビューだが、表現と絵の描き方についての質疑応答なので、マンガの内容については触れられていない。 つまり士郎正宗がマンガ『攻殻機動隊』について、インタビューという形で詳しく語るのは、今回が初めてとなる。作品を描くことになったきっかけから、注目している最新技術まで、30年以上の時を経て原作者自らが『
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