桜井政成研究室 日本では地縁・血縁が衰退しているのか？ 〜高齢者扶助の歴史から考える〜

NHKがずっと特集している「無縁社会」。それに象徴されるのは、日本で地縁・血縁が衰退している姿だという。 本当にそうなのだろうか。日本ではかつて、地縁・血縁が「助け合い」機能を持っていたのだろうか？ ここでは高齢者の扶助を例に、その俗説への反論をしておきたい。 日本の高齢者扶助を巡る伝説として、「姨捨山」の説話はあまりにも有名である。地域によって様々なストーリーが存在しているが、その共通しているあらすじを、簡単に述べておこう。とある地域で、ある孝行者の若者が、老母と暮らしているところから話は始まる。そして、その地域の権力者が突然、高齢になった親は役に立たない存在であるとし、「姨捨山」に棄てるよう命を出すのである。若者は初めは抵抗するが、母親自らが若者を説得し、仕方なく、老母を背負って山に棄てに行く。しかし、帰り道の目印に木の枝を置いてきたという老母の気遣いに、若者は心を打たれ、老母を連れて

[morutan]

どっちかというと関東は血縁なタテ（家）社会、関西はアソシエーションって感じだったと思うんだけど http://bit.ly/gzUaAH 遠野はまた別なのかなぁ。。

[jt_noSke]

「NPO・ボランティアグループ、互助組織といった集団的な「生存戦略」」ここが弱い、というのも最近の無縁社会の論点ですのう #nhk_muen

[yomimonoya]

「このような高齢者世代の組織だけでなく、さまざまな年齢別の相互扶助組織が、日本のかつての村落社会では発展していたことが、民俗学の諸成果から明らかとなっている」

[maturi]

”あったのは今と同じく、NPO・ボランティアグループ、互助組織といった集団的な”　今あるのは政府・年金・（税金・社会保険料の注入された）施設や市場経済といった社会的な、の間違いだろう

[ishikawa-kz]

デンデラ野跡に水木さんも訪問してた「かつての日本には（にも）地縁・血縁の助け合いなど、ほとんど存在していなかった。あったのは今と同じく、NPO・ボランティアグループ、互助組織といった集団的な「生存戦略」」