大学病院医師が患者に渡航移植紹介状渡す 金沢大 - MSN産経ニュース

金沢大病院の医師が、渡航移植の仲介業者から患者が中国で臓器移植を受けられるよう協力を依頼され、この医師が患者の求めに応じ、あて先を特定しない紹介状を渡していたことが１８日、金沢大への取材で分かった。同大は「医師の行為に法的な問題はない」としている。 一方、厚労省は１８日、仲介業者が医療現場に出入りしている実態の解明に向け、近く金沢大から直接事情を聴くことを決めた。 金沢大によると、昨年１１月中旬、同大病院の医師が渡航移植を仲介している業者と面会、入院中の男性患者が中国で移植を受けられるよう、中国側にあてた依頼書を書くよう協力を頼まれた。 医師は紹介状を２度書いた。１回目はあて先を空欄にしたが、２回目は患者が中国での移植を検討していることを把握していたという。