「迷ったら引き返せ」８日ぶり救出の遭難男性、教訓を語る＋（1/3ページ） - MSN産経ニュース

平成２８年から８月１１日が「山の日」として国民の祝日になることが決まり、中高年の登山ブームは加速しそうだ。だが、遭難など事故の増加も予想される。遭難したら、どう行動すればいいのか。５月、東京、埼玉、山梨にまたがる雲取山（２０１７メートル）に向かう途中に遭難して８日ぶりに保護された東京都東久留米市の画家、鈴木信太郎さん（６４）が、「迷ったところですぐ引き返すべきだった」と反省と教訓を語った。（今仲信博） 風景画を中心に描く鈴木さんは、毎年ゴールデンウイークに雲取山へスケッチに訪れている。今年も２泊３日の予定で５月３日に山梨県丹波山村の山小屋に宿泊。４日朝、飛竜山（２０７７メートル）を経由して雲取山を目指した。しかし、飛竜山の山頂から雲取山に向かう途中、道に迷った。「残雪で道がはっきりしなかったが、多少ずれても尾根道には出る」と考えたが、気づけば藪の中。日も落ちていた。着衣はジャンパーにシャツ