【キブンの時代】第１部 考えはどこに（２） 無関心層もその気に (1/3ページ) - MSN産経ニュース

「さっきの小泉の演説聞いたか？ すごく感動した。おれは小泉を応援する、自民党に入れるぞ」 平成１７年８月８日夜。コピーライター、川上徹也（４８）のもとに、興奮気味の父親から突然、電話が掛かってきた。官邸で当時の首相、小泉純一郎がテレビカメラを前に衆院解散を告げ、「郵政民営化は必要ないのか国民に聞いてみたい」と熱っぽく語った直後のことだった。 普段さして政治に関心があるわけではない父親が臆面（おくめん）もなく感動という言葉を口にする。気分の選挙の元祖ともいうべき郵政選挙の幕開けだった。 川上は著書「あの演説はなぜ人を動かしたのか」で、「小泉演説」のほか田中角栄やオバマ米大統領、ケネディ元米大統領ら有名政治家の演説の魅力を分析した。 心を揺さぶる演説には（１）何かが欠落した主人公（２）やり遂げたい遠く険しい目標やゴール（３）葛藤（かつとう）や障害、敵対物の存在−の３条件が備わっているという。「

[artzt]

「１７年の衆院選の気分のもとは郵政民営化で、昨年は政権交代に変わっただけ。『それが実現すれば、明るい未来が訪れるかもしれない』という気分を演出できたかどうか。選挙の勝敗の鍵はその一点のみだ」　川上はそ

[suzu_hiro_8823]

あの頃的に考えて「キブン」はむしろ願ってもない事じゃないのかなと愚考。