“消えかけた夢”取り戻した明日のなでしこ - MSN産経ニュース

クリックして拡大するなでしこの活躍に勇気づけられた、サッカースポーツ少年団所属の遠藤諒夏さん（左）と平野花梨さん＝１４日、福島県いわき市 避難生活の中でしぼみかけたサッカーへの思いに、再び火が付いた。国民栄誉賞を贈られたなでしこジャパン。東日本大震災と東京電力福島第１原発事故の後、福島県内などを転々としたサッカー少女は、その活躍を心の支えにプロ選手を目指す。 町の大半が原発から半径２０キロの警戒区域にある福島県楢葉町。サッカースポーツ少年団所属の小学６年、遠藤諒夏（りょうか）さん（１２）は３年前からボールを蹴り始め、夢中になった。 町内にあるＪヴィレッジのサッカースクールにも通って力を付け、男子に交じって試合に出るように。福島県が本拠地の「東京電力マリーゼ」への入団が夢だった。 しかし震災後は両親と０歳の妹と４人で、県内や仙台市の避難所、ホテル、親戚宅など５カ所を移り住んだ。避難生活では練