医療機関の虐待情報提供は法令違反に当たらず 厚労省が通知（1/3ページ） - MSN産経west

児童虐待で 大阪の担当者らからも歓迎の声 児童虐待の可能性に気づいても、個人情報保護のため、関係機関への情報提供をためらう医師が少なくないことから、厚生労働省が「虐待防止のための情報提供は法令違反に当たらない」とする見解をまとめ、関係機関に通知していたことが２日、分かった。医師の懸念を解消し、行政と医療機関の日常的な情報共有を促す狙いで、大阪などの自治体の担当者からも歓迎する声が上がっている。 厚労省は個人情報保護法など関係法令について法務省などと協議。医療機関が児童虐待を防ぐ目的で児童相談所（児相）や市町村に情報提供することは、患者の同意がない場合でも基本的に法令違反とならないとの見解をまとめ、児相や市町村に１１月３０日付で通知した。 児相への通告義務が生じる虐待の疑いがある事例に止まらず、育児に不安を抱えていたり、望まない妊娠をしていたりするリスク要因を抱えるケースについても、医療機関