【ビジネスの裏側】少子化なんのその、トップ自動車教習所の「生徒目線戦略」…キティ教習車、ハーレー、専任指導員制の驚嘆アイデア（1/5ページ） - MSN産経west

近年の少子化は、多くの業界が抱える共通の課題。自動車教習所業界もその一つだ。少子化に加え、若者の“自動車離れ”が追い打ちをかけており、「行き過ぎた値下げ競争で業界が疲弊している」（業界関係者）というのが現状だ。そんな厳しい状況下、２３年連続して入学者数が大阪ナンバーワンを誇る自動車教習所が大阪府東大阪市にある。原動力は、業界慣例にとらわれないビジネス戦略だ。（香西広豊）■求められる意識改革 「サービス業としての意識改革が求められているんです」 八戸ノ里ドライビングスクールの谷岡樹社長（４４）は、教習所経営のポイントをこう指摘する。 同教習所の平成２５年の入学者数（普通一種）は約３８００人と、前年比約１割アップ。現在、府下にある約４０の自動車教習所のなかではトップで、２３年連続で大阪一の座を守っている。その好調な集客の原動力となっているのが、業界の常識を打ち破った「専任指導員制度」だ。

[tanayuki00]

５年前から教習所と最寄り駅を結ぶ送迎バスを廃止。入学者に同ルートで使える無料タクシーチケット３０回分をプレゼント。「乗客の少ないバスを定期的に走らせるよりもコストが抑えられる」