新枠組みは「米国抜き」で 中南米３３カ国が新地域機構 - MSN産経ニュース

ブラジル東部サルバドル郊外で開かれている中南米カリブ諸国による初の首脳会議は１７日、２０１０年に域内３３カ国からなる地域機構「中南米カリブ連合」を創設することを決めた。米国によってキューバが事実上追放されている米州機構（ＯＡＳ）とは異なる新たな枠組みで、米国を除いた中南米全域を包含する地域機構は初めて。中南米の左傾化に伴う「米国離れ」の深化を示した形だ。スペイン通信が報じた。 会議後に会見したメキシコのカルデロン大統領によると、政治・社会・経済・文化など幅広い分野で意見統一を図るのが狙い。１０年２月にメキシコで次回会議を開催し、以後定例化するとみられる。 域内の紛争解決などを話し合う「リオグループ」に１６日、キューバが正式加盟したのを受けて、カルデロン大統領が新たな地域機構の結成を提案。キューバはＯＡＳ復帰を拒否しており、議長国ブラジルのルラ大統領らが提案に賛同した。（共同）

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中南米カリブ諸国による初の首脳会議、2010年域内33カ国で地域機構中南米カリブ連合創設決定。米にキューバが事実上追放の米州機構OAとは異なる新枠組、米を除く中南米全域包含する地域機構は初。米国離れ深化示した形