追加利下げを示唆、中国人民銀総裁 - MSN産経ニュース

【北京＝河崎真澄】中国人民銀行（中央銀行）の周小川総裁は６日、北京の人民大会堂で会見し、昨年９月から５回にわたって行ってきた利下げについて「さらに微調整の余地は残されている」と述べ、追加利下げの可能性を示唆した。 ただ、周総裁は１月の銀行貸出額について「想定を上回った。（利下げ）効果は表れ始めている」とも指摘し、景気回復に向けた金融政策に自信も示した。人民銀は昨年９月から、１年物の貸出基準金利を合計で２・１６％下げ、現在は５・３１％で推移している。 また、中国のマクロ経済政策を統括する国家発展改革委員会のトップで会見に同席した張平主任は、昨年１１月に打ち出した総額４兆元（約５８兆円）の経済対策の内訳を明らかにした。 それによると（１）鉄道や道路などインフラ建設１兆５０００億元（２）低所得者向け住宅建設など４０００億元（３）農村向け上下水道など生活インフラ整備３７００億元（４）省エネ・環境保