イスラム教徒のブルカ一律禁止は問題 仏諮問機関が答申 - MSN産経ニュース

フランスの行政諮問機関で、行政裁判の終審にも当たる国務院は３０日、フィヨン首相に答申を提出し、イスラム教徒の女性の全身を覆う衣装「ブルカ」や「ニカブ」の着用を一律に全面禁止するのは、法体系上問題になり得ると指摘した。 同国では、公共の場所でブルカなどを着用することが「非宗教の共和国」を掲げる憲法に抵触するとの論議が広がり、下院の調査委員会が１月下旬、着用禁止への道筋を定めた報告書を公表。フィヨン首相が、立法上の問題点を国務院に諮問していた。 答申は、法律でブルカ着用の禁止そのものをうたうことは「法的に疑義のない根拠を有するとはいえない」と指摘した上で「治安上の理由から（公共の場所で）顔が見えるようにする義務」としてなら立法措置は可能だとも述べた。（共同）

[hounavi]

"「非宗教の共和国」を掲げる憲法に抵触するとの論議" - イスラム教徒のブルカ一律禁止は問題　仏諮問機関が答申 - MSN産経ニュース