エジプト総選挙 与党“圧勝” 同胞団は撤退 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

【カイロ＝大内清】１１月２８日に行われたエジプト人民議会（下院に相当、公選議席５０８）選で、同国選管当局は３０日夜、第１回投票で当落が決まった２２１議席のうち、９割超の２０９議席を与党・国民民主党（ＮＤＰ）が獲得したと発表した。非合法ながら２００５年の前回選で８８議席を獲得したイスラム主義組織、ムスリム同胞団系候補の当選はなく、同胞団は１日、選挙プロセスからの撤退を決めた。 事実上の最大野党である同胞団は上院にあたる諮問評議会にも議席を持っておらず、今選挙撤退によって国政に参加しない道を選んだことになる。選挙での票の操作が常態化しているとの指摘もある中で、同胞団は、ムバラク大統領とＮＤＰによる長期支配への不満のはけ口ともなってきた。今後は国民の反政府感情がさらに強まる可能性もある。 残りの２８７議席については５日に決選投票が行われるが、ほとんどはＮＤＰ候補同士の争いで、全体でのＮＤＰ圧勝は

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