【オバマ外交演説】中・露・中東・ウクライナ…協調路線でどこまで沈静化するか - MSN産経ニュース

【ワシントン＝青木伸行】オバマ米大統領が２８日に行った外交演説は、約２年半の残り任期の外交方針を明確にしたものだ。 その柱は、（１）米国は孤立主義をとらない（２）米国民や同盟国が脅かされる場合、軍事力の行使も辞さない（３）米国が直接、危機にさらされない国際的な懸案には、各国と協調し外交、制裁による解決に加え、必要があれば軍事手段をとる－などだ。 国際社会では、オバマ政権が「世界の警察官」の役割を放棄し、関与の低下が国際秩序の不安定化を誘引しているとの懸念が提起されて久しい。これに対し、オバマ大統領は演説で「米国は常に世界の指導的立場にいなければならない」と強調した。 ただ、その関与の仕方については、武力行使は「米国に対する直接の脅威」を大前提とするなど限定しつつ、外交を主軸に、不干渉主義と軍事介入の中間に位置する国際協調路線を引き続き推進していく意向を示した。 これは、もはや米国だけでは世

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