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SCP-CN-994 - SCP財団
僕は昔から——ほんの小さな子供の頃から、ずっと同じ夢を見続けてきた。 あの頃僕は故郷の小さな村で学校... 僕は昔から——ほんの小さな子供の頃から、ずっと同じ夢を見続けてきた。 あの頃僕は故郷の小さな村で学校に通っていた。一条の小川が村の裏手を流れていた。蘇スーちゃんと僕は川べりに座って、川の水がやって来て過ぎ去るのを眺めていた。蘇は僕の幼馴染だ。彼女は言った。水はこの川をまっすぐ進んで、最後には街に入るのだと。 世界は不公平だと思う。川の水でさえ街に入るチャンスがあるのに、僕は小さな村の中で過ごすしかない。 あの頃の僕たちはまだほんの子供で、街と田舎の暮らしの違いは、それが原因だと思っていた。後になって、運命とかいうものの前では、みんな同じだと知った。 もしも、蘇ちゃんとまた会えたなら、彼女に教えよう。街も大したことはなくて、全部が非現実的で、まるで子供の頃の僕が何度も見た夢のようだと。 夢の内容はいつも違っていて、同じなのは、はっきりと聞き取れない歌が響いていることだった。夢が覚める時に、声
2019/06/30 リンク