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ジャン・アンテルム・ブリア=サヴァラン 『美味礼讃』
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ジャン・アンテルム・ブリア=サヴァラン 『美味礼讃』
『美味礼讃』というタイトルだけで長いあいだ「古今東西の美味いモノについて昔の人がいろいろと書き連... 『美味礼讃』というタイトルだけで長いあいだ「古今東西の美味いモノについて昔の人がいろいろと書き連ねた本」を想像していたのだがちょっと違った。もともとのタイトルは『味覚の生理学』だそうで、著者ブリア=サヴァランが書き残したのは、食にまつわる諸々を学問的な態度によってつづったエッセイである。出版されたのは1825年。18世紀のフランスにおいて科学が社会的にどのような意味をもっていたのかは隠岐さや香さんの研究があり、ブリア=サヴァランもすでに現代と地続きに感じられる科学的な態度を身につけていたのでは、と想像される(彼のテキストには、コンドルセやラプラスといった著名な学者の名前も登場する)。味わいやにおいがどのように認識されるかを記述し、食に関係する感覚や物事を定義する部分を、おフランスのお上品なおエスプリ的なお楽しいお文章を期待して読むと面食らうことになるだろう。 一方、本書の面白さはそうした科