偽文士日碌 二〇二〇年 五月二十七日（水）

もう三十年も前の、「パソコン通信」の時代からおれの会議室で議 論されていたことだが、のちにＳＮＳと呼ばれることになるそうした 場所への書き込みは、署名にすべきである、いや匿名でなければなら んなどと喧しいことであった。 今回「テラスハウス」に出演していた女性が自殺したことで、番組 が対応しなかったことを責める向きもあるらしいが、これはそれ以前 の問題であろう。表現の自由か人権かと問われれば一も二もなく人権 であり、さらには命である。これを守るためには誹謗中傷を書き込ん だ人間の特定が必要であり、署名以外のすべての書き込みを拒否する 新たな制度が必要である。そしておれは、いずれそういう時代が来る と思っていたのだが、あと何人か自殺者が出れば否応なしにそういう 制度ができるだろう。署名さえすれば表現の自由のもと、逆に何を書 き込んでもよいのである。おれがそうしているようにだ。なぜそれが できな

[kikemiya]

加害者が特定できる表現の自由

[zakkie]

表明と責任。もっとも現職の内閣すら議事録を全く残さず経緯と責任をあいまいにして非難を受け止めることなくいるので、一般人にそれを求めるのは酷である。悪いと知りつつ、糾弾はされたくないのだ。

[K-Ono]

この論は正しいし、そしてなおかつ、まったくもっててんでなにひとつさっぱり正しくない。

[worris]

"署名さえすれば表現の自由のもと、逆に何を書き込んでもよいのである。おれがそうしているようにだ。なぜそれができないのか。その書き込みが悪いことと知っているからであり糾弾されるのが怖いからだ。"

[hdannoue]

筒井康隆先生の使っているインターフェース面白いと思ったら、レスポン（大学などの授業で出席とったりするアプリ）の会社だった。ちょっと驚いた。