連載「現場から遠く離れて」第二章 ネット環境を黙殺するゼロ年代史 【3】 - WEBスナイパー

第二章 ネット環境を黙殺するゼロ年代史 【3】 ネット時代の技術を前に我々が現実を認識する手段は変わり続け、現実は仮想世界との差異を狭めていく。日々拡散し続ける状況に対して、人々は特権的な受容体験を希求する――「現場」。だが、それはそもそも何なのか。「現場」は、同じ場所、同じ体験、同じ経験を持つということについて、我々に本質的な問いを突きつける。昨今のポップカルチャーが求めてきたリアリティの変遷を、時代とジャンルを横断しながら検証する、さやわか氏の批評シリーズ連載。 現在、「現場」を巡る言説にはこのような、インターネットが大きな価値を持つがゆえに物理的な場所が求められるというような見方はほとんど見られない。従来の音楽ジャーナリズムと「現場」を称揚するリスナーの立場からは、「現場」は単にインターネットに対して優位を持つとされており、その観点からでは神聖かまってちゃんや相対性理論がなぜ各々の戦

[mfluder]

そうかなあ？ "しかしながら、ゼロ年代の初期から中期にわたってこれらの動きの大半はリスナーの自主性によって担われていたと言っていい"

[Imamu]

「90年代の後期からゼロ年代の前半にかけてのアイドルカルチャーではインターネット上でリスナーの自主性によってのみ賄われていた要素を一括してプロデュースの枠組みに組み込んでイベント化」

[yohyouyohyou]

娘。とAKBの間で「少女たちがアイドルとして成長していく物語」をリスナーの自主性により見出していった段階での出来事としてのPerfumeの引いて見た位置づけは「売りにしていたわけでは」といわれると文句はつけにくい

[eal]

"90年代の後期からゼロ年代の前半にかけてのアイドルカルチャーではインターネット上でリスナーの自主性によってのみ賄われていた要素を一括してプロデュースの枠組みに組み込んでイベント化していった"