スポーツナビ | サッカー｜日本代表｜“海外組”で強化を図る北朝鮮代表（２／２）

そんな“北朝鮮海外組”の中で、今回の東アジア選手権のメンバーに選ばれたのはキム･ヨンジュンだけというのは残念な気もするが、特筆すべきは在日朝鮮人選手が３人同時に代表に選出されたことだろう。川崎フロンターレのＦＷ鄭大世（チョン・テセ／韓国籍だが、朝鮮学校で教育を受ける）とベガルタ仙台の梁勇基（リャン・ヨンギ）、そして韓国Ｋリーグの水原三星（スウォン・サムスン）ブルーウィングスでプレーする安英学（アン・ヨンハッ）。北朝鮮サッカー協会は、在日選手との接点を今でもしっかりと持っていたのである。 ドイツＷ杯アジア最終予選でも、安英学（名古屋グランパスエイト／当時）や李漢宰（リ・ハンジェ／サンフレッチェ広島）が北朝鮮代表として戦ったが、今回選ばれた３人は、より成熟度が増した選手たちだと言えるだろう。 例えば、梁勇基は仙台で１０番を背負い、今ではチームの柱として成長を遂げている。昨シーズンはリーグ戦