スポーツナビ | サッカー｜Jリーグ｜藤本主税 キャプテンとして生きていくために（１／２） 大宮アルディージャ「オレンジ色のラプソディー」

藤本が尊敬してやまない三浦知。横浜ＦＣは大宮との対戦を前に、すでに降格が決まっていた【 Photo:YUTAKA/アフロスポーツ 】 その日の雨は、やむことを知らなかった。試合が始まっても、雨は、ますます激しさを増し、強い風を伴ってピッチの上に降り注いでくる。１０月２７日のＪ１第３０節、横浜ＦＣ対大宮アルディージャの一戦は、ひとりのサッカー選手が苦難を背負ったチーム状況を打破するために、キャプテンとしてのあるべき姿を表現した試合だった。 試合前のロッカールームの中で、大宮の佐久間悟監督は、藤本主税に言葉をかける。 「師匠に恩返しをしてこい」 藤本は、大きくうなずく。 佐久間監督は、藤本がこの日の横浜ＦＣ戦に対して、相当に気合いを入れていたことを知っていた。彼の気持ちの高ぶりは、チームを残留させるために勝ち点を奪うこと。そして、三浦知良（カズ）と同じピッチに立ってプレーすることにあった

[tano13]

これはよいコラム

[ken_wood]

>カズの言葉を思い出して奮起を誓った「ピッチに立っていることが大事。それが能力だ」。藤本「普通にやることができれば勝てる。でも、普通にやれないのがこの時期」。選手達で対戦相手の研究をするようになった。

[border68]

「そこ（ピッチに立って）にいることが大事。それが能力だ。シュートを外したなら、次に決めればいい。誰だってシュートを外すことはある。そこにいることを自分自身で評価すればいい」