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ポール・ボウルズ『シェルタリング・スカイ』: Strings Of Life
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ポール・ボウルズ『シェルタリング・スカイ』: Strings Of Life
「ねえ、君」ポートが言った。その声は非現実的にひびいた。まるで静かな場所で、ながい沈黙のののちに... 「ねえ、君」ポートが言った。その声は非現実的にひびいた。まるで静かな場所で、ながい沈黙のののちに押しだされる声は、ときとして、そうした調子を帯びる。「このへんの空は、じつにふしぎだね。ぼくはよく空を見ていると、それが何か堅固なものでできていて、その背後にあるものからぼくらを庇護してくれているような感じがする」 キットは、ほんのわずかな身ぶるいしながら言った。「背後にあるものから?」 「そう」 「でも、何が背後にあるの?」ささやくような声だった。 「何もない、と思う。暗黒があるばかりだ。まったくの夜だ」ポール・ボウルズの『シェルタリング・スカイ』を読み直している。 10年以上前に一度読んだけれども、あまりに晦渋な訳文に辟易した記憶がある。いま読んでも古めかしい訳だ。大久保康雄による初訳(新鋭海外文学叢書)が1955年で、ほとんど改訳されていないから仕方ないだろうが。 にもかかわらず、ずいぶん