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SYNODOS JOURNAL : 「千年に一度」と「リスクてんでんこ」 山口浩
2011/9/2911:44 「千年に一度」と「リスクてんでんこ」 山口浩 東日本大震災や、その際大きな被害をも... 2011/9/2911:44 「千年に一度」と「リスクてんでんこ」 山口浩 東日本大震災や、その際大きな被害をもたらした津波について、「千年に一度」の災害と形容されることがある。念頭におかれているのは、869年の貞観地震あたりだろうか。実際、東日本大震災の際の津波は、仙台平野の海岸線から5〜5.5キロメートル以上のところまで達したそうだが、これは貞観地震の際の津波の規模を上回るものだったらしい。 ■「千年に一度に備えよ」という声 もちろん、この「千年に一度」という表現は、「だからこれだけの被害もしかたない」といった言い訳に直接つながるものではない。あちこちで、「いや本当は予想できたはずだ」といった言説を見かけるが、おそらくこの裏側には、「予想できたのだから、対策もあらかじめとれたはずだ」という意識があるのだろう。現在各所で語られている復興プランや防災計画なども、「最悪の事態を想定せよ」とい
2011/10/04 リンク