武田邦彦 （中部大学）: なぜか？原発を動かしたい人の考え

先日、「どうしても原発を動かしたい人にお願い」という文章を書いたので、多くの読者の方から「原発に賛成するのか！」というお叱りを受けた。 私は科学者として次のように考えている。 １） 科学者は社会の代表者ではない、 ２） 科学者は自分の作品に愛着を持ってしまう、 ３） だから、科学者は作品をショーウィンドウに飾って、そこに説明書をつけるだけにして、みずからは作品に対して価値観を持たない方がよい。 私なら原発をショーウィンドウに飾って、次のような説明書をつけるだろう。 「高い効率で電気を起こすことができるが、震度6以上で壊れて、放射性物質が漏れ、国民が被爆すると予想される製品」 この説明は科学的には事実として正しい。 青森から石川県に至る東日本の原発（発電所）7カ所でこのようなことが起こり、その確率は１００％だったからだ（下に資料）。 「それでは、先生は原発反対派ですか？」 と聞かれると私はや

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小さな事故は数多く起きている。その積み重ねが大きな事故に...

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科学者は客観的な情報を提供するだけ。決断するのは国民や国民の信託を受けた政治家の仕事。

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「高い効率で電気を起こすことができるが、震度6以上で壊れて、放射性物質が漏れ、国民が被爆すると予想される製品」

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「隠蔽に成功した事故も多いと推定される」という部分にブクマ