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犯罪認知度の国際比較
犯罪の原因とは大きく,逸脱主体と統制機関に関わるものに分けられます。前者は,生物学的・心理学的・... 犯罪の原因とは大きく,逸脱主体と統制機関に関わるものに分けられます。前者は,生物学的・心理学的・社会学的要因に分かれます。「バイオ・サイコ・ソシオ」とカタカナにすると,覚えやすい。 後者の統制機関とは,警察や世論などです。ある行為に犯罪というラベルを付与し,警察統計に計上する活動です。この有様によっても,犯罪量は大きく左右されます。統計上の犯罪量は,こちらに大きく依存しているともいえるでしょう。 当局の統計によると,2013年中に刑法犯で検挙された人員は26万2486人です。法に触れることをして御用となった人間(14歳以上)の数ですが,実際の量はこれだけではありますまい。逮捕を免れている,あるいは事件そのものが発覚していない暗数が相当多いものとみられます。 2010~14年に実施された『世界価値観調査』によると,日本の18歳以上の国民のうち,「この1年間で犯罪被害に遭ったことがある」と答え
2016/03/22 リンク