阪和貨物線

阪和貨物線は大正飛行場（八尾飛行場）への引き込み線を活用して１９５２年に竜華操車場と阪和線を結ぶ連絡線として関西線八尾から阪和線杉本町間に建設された貨物線である。八尾と久宝寺間は関西線と重複するので実際には久宝寺と加美間で分岐していた。全線単線電化であるが、大部分の区間は複線化の用地が確保されていた。定期列車として特急「あすか」が運転されたことでも有名である。１９８６年に貨物列車の運行が終了すると臨時列車や甲種輸送などに限られ使用頻度は減少した。２００８年に天王寺駅構内の関西線と阪和線を結ぶ連絡線が複線化され、その存在意義を失い２００９年に廃止となった。戦後、城東貨物線とともに阪和貨物線を組み込んだ旅客化計画もあったが、実現には至らなかった。城東貨物線はおおさか東線として２００８年に久宝寺ー放出間が先行開業し、２０１９年には放出ー新大阪間が開業を迎えた。

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各所に遺構が残る!大阪府の廃線「阪和貨物線」をめぐる旅 (eltha) > https://beauty.oricon.co.jp/article/2626223/