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第4回 『不況のメカニズム』は、いかにすごい本か | WIRED VISION
第4回 『不況のメカニズム』は、いかにすごい本か 2007年6月12日 経済・ビジネス コメント: トラック... 第4回 『不況のメカニズム』は、いかにすごい本か 2007年6月12日 経済・ビジネス コメント: トラックバック (0) 前回は、ケインズ経済学のおおざっぱな解説をしたあと、つい最近出版された本、小野善康『不況のメカニズム』(中公新書)が、いかにすごい本であるか、そして、いかにぼくにとってショッキングであったか、そのことを書いた。今回も、このことをもうちょっとお話ししようと思う。 ケインズ理論は、「不況」を殺人事件に喩えるなら、被告人「不完全均衡」が犯人であるということを、ケインズという検察官が立証していったものだといえる。いろいろな証拠を出し、それらを論理的に組み上げ、容疑者の犯行を立証していったのだ。 ただ、残念ながら、検察官ケインズの立証は、ところどころ論理的な飛躍があり、また都合の悪い証拠に対して、それを安易に無視したり可能性を限定して決めつけたりした部分もあったため、多くの陪審
2011/08/10 リンク