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ゴダール『さらば、愛の言葉よ』(1)見世物、分かたれたままきくこと » Fishing on the beach
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ゴダール『さらば、愛の言葉よ』(1)見世物、分かたれたままきくこと » Fishing on the beach
ゴダールの『さらば、愛の言葉よ』には、きわめて見世物的なショットがいくつもある。その見世物性は、... ゴダールの『さらば、愛の言葉よ』には、きわめて見世物的なショットがいくつもある。その見世物性は、もっぱら、3D映画であることからやってくる。 たとえば、波止場でニコラ・ド・スタールの画集を見るダヴィドソン(クリスチャン・グレゴーリ)の手つき。その左手は、どうもきちん画集のページをめくっているようには見えない。むしろ、画集の硬く大きな表紙を何度も広げることで、観客席にその表紙を繰り返し突き出しているかのようだ。その動作は、どちらかといえば、3Dカメラのしくみを知った子どもが、繰り返し手を突き出したり足を蹴り上げて、画面の向こう側に自分の身体を割り入れようとする行為に近い。 あるいは「Usine gaz」の前の広場で、美しい巻き毛のマリ・リュシャが、ふとかがんで見せるショット。しばらくして起き上がると、彼女の手は血塗られているので、(別の場面で示されている浴槽で洗い流された)血をすくったのだろ