【佐世保高１殺害事件】家裁、矯正教育にかける 厳罰化の中、少年法の精神重視 : 47トピックス - 47NEWS（よんななニュース）

長崎家裁は刑罰を回避した。長崎県佐世保市の高１女子生徒殺害事件で、加害少女（１６）の医療（第３種）少年院送致が１３日、決まった。１６歳以上による殺人は原則、検察官送致（逆送）だが、事件の数日後に誕生日を迎えた少女は当時、ぎりぎり１５歳。被害者遺族が強く厳罰を望む中、裁判所は医療少年院での矯正教育に かけた。 少年法の精神を重視した判断と言える。 「刑務所では精神医療の面からのケアが十分行えない。長期収監による弊害も大きく、社会復帰が困難になる」。少年事件に詳しい九州大大学院の武内謙治准教授（少年法）はこう述べ、家裁の判断に理解を示す。 医療少年院は、心身に著しい障害がある非行少年を、精神医療の専門家の下で作業療法や薬物療法などで更生させている。社会復帰の妨げにならないよう、少女に関する情報は今後、関係者の間だけで共有される。 ▽厳罰化 「少年犯罪被害当事者の会」（大阪市）の武るり子代表は「