怪しい話－２８３：柔道と柔術

「柔道と柔術」 柔道と柔術はどう違うのか？という素朴な質問を受けた。これくらい答えるのに不適当な人物はいないと思うが、まあ怪しいなりにやってみよう。 質問の動機は、ブラジル柔術と講道館柔道のプロ試合（？）だと思うので、これを軸に考えていきたい。 柔道そのものは、1860年(万延元)に兵庫県神戸市東灘区生まれの嘉納次五郎（1860-1938）が、東京大学在学中から天神真楊流、起倒流などの柔術を軸に研究し体系づけて確立した。 嘉納次五郎は、本質的に格闘家というよりも教育者というのが正解のようで、その辺りのことは、柔”道”というネーミングにも現れていると私は思う。 歴史的に見ると、1882年に東京・下谷の永昌寺に講道館を創立したのが始まりとされるのだが、警察への公式採用をめぐって行われた公式試合に勝ち残った事が大きい。 日本の徒手格闘が革命的な進化を遂げたのは、源平武士達の甲冑組討(かっちゅうく

[toronei]

嘉納次五郎の時点で、日本の伝統の柔術と柔道は相当変わっているというお話。

[mahal]

基本的には、柔道と古柔術の間にはそれほど断絶はなくて、引き算的な感じでラフな技をそぎ落とした、みたいな感じなのかな？

[boxeur]

"日本の徒手格闘が革命的な進化を遂げたのは、源平武士達の甲冑組討(かっちゅうくみうち)で、最終的な実戦形態が決まった戦国期になると竹ノ内流柔術のように体系化し流派として成立したようである。 　面白いことに