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戦艦ポチョムキン
1925年/ソ連/モノクロ 世界で最初に映写機からフィルムをスクリーンに映すことに成功したのは、1895年、... 1925年/ソ連/モノクロ 世界で最初に映写機からフィルムをスクリーンに映すことに成功したのは、1895年、フランスのリュミエール兄弟だった。ところはパリ、キヤピシーヌ通りのグラン・カフェ。タイトルは「リオン=モンプレジールのリュミエール工場の出口」という長い題名で、上映時間はわずか一分足らず。工場の出口から労働者たちがぞろぞろとでてくるところを実写しただけのものだったが、それにもかかわらず当時はたいへんな評判で、カフェの周りには幾十もの行列ができたという。 彼らはこれを「シネマトグラフ」(「動く絵」という意味)と名付け、これが現在の映画の原型になった。映画が「シネマ」と呼ばれるのはこのシネマトグラフを略したものである。 その後、映画は各国で独自の発展を遂げることになる。 かいつまんで振り返ってみると、元祖フランスでは、リュミエールが実写映画から出発して、報道、記録という映画の原始形態を創