エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント1件
- 注目コメント
- 新着コメント
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
秋海棠 和歌歳時記
秋風も涼しさを増す頃、日陰がちの植込みや路地裏でこの花をよく見かけるようになる。一株二株あるだけ... 秋風も涼しさを増す頃、日陰がちの植込みや路地裏でこの花をよく見かけるようになる。一株二株あるだけで、あたりの空間がぴりっと引き締まるような、そうして同時にほんのり暖さが漂ってくるような、そんな感じがする。 シュウカイドウ科の多年草で、ベゴニアの仲間。貝原益軒『大和本草』には「寛永年中、中華より初て長崎に来る。(中略)花の色海棠に似たり。故に名付く」とある。 芭蕉の「秋海棠西瓜(すいくわ)の色に咲きにけり」はこの花の爽やかな色合を捉えて流石だ。花だけでなく茎も淡紅色に色付き、美しい。大小不揃いのハート型の葉も趣があり、小さいながらも実に魅力に富んだ草花である。 江戸時代の風流人に大変好まれ、和歌にも詠まれているが、漢名をそのまま採り入れた「秋海棠」の語を歌中に入れることは憚られた。 『自撰歌』 秋海棠といふ花をかきたるかた 本居宣長 色も名も唐くれなゐの花のつゆかけそめて見む倭ことの葉 色も
2009/11/09 リンク