飲みたくなる東海の銘酒 酒どころ、個性満開：朝日新聞デジタル

（記事の末尾にプレミア古酒プレゼントの応募要項があります） 古くから米作りが盛んで清流に恵まれる東海３県は、知る人ぞ知る「酒どころ」だ。１２０カ所以上の造り酒屋があり、伝統の技と斬新なアイデアで左党や食通をうならせている。 ■地酒ブーム火付け役 三千盛 かつての日本酒は、地産地消が主流だった。流通技術が発達した１９７０年代に入ると、大量生産がきかない小規模蔵元による高品質な日本酒が全国で流行。岐阜県多治見市の「三千盛」は、「地酒ブーム」と呼ばれた現象の火付け役として知られる。 どちらかというと甘口が全盛だったこの時期でも、切れのある「辛口の食中酒」に徹底してこだわった。６代目社長の水野鉄治さん（５８）の持論は「おいしく食事をとることが大切だ」。野菜や肉が持つ独特のうまみなど、食材本来の特徴を引き立てるには、酒の香りと甘さを控える必要があると考える。 酒米は秋田県産の「美山錦」が主体。米粒を

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