京都）建仁寺で東大寺の僧侶が法要、栄西８００年大遠諱：朝日新聞デジタル

臨済宗を日本に伝えた高僧・栄西の没後「８００年大遠諱（だいおんき）」を迎え、東山区の建仁寺で１３日、東大寺（奈良市）の筒井寛昭（かんしょう）別当ら僧侶２２人が出仕し、法要を行った。 栄西は晩年、東大寺大勧進の重源（ちょうげん）の後を継いで焼き打ちにあった同寺の再建に尽力した。こうした縁から今回、東大寺の僧侶が建仁寺で法要を営み、東大寺の信徒ら約２００人も参列し栄西の遺徳をしのんだ。 今回の大遠諱ではほかにも、栄西が受戒し、天台学と密教を学んだ天台宗の比叡山延暦寺（大津市）や、開祖の道元が建仁寺で修行した曹洞宗の永平寺（福井県永平寺町）からも、それぞれ僧侶が出仕し、法要を行ってきた。