握手は民主主義に通ず？ 支援する側・される側が対等に：朝日新聞デジタル

「会いに行けるアイドル」ＡＫＢ４８の襲撃事件は、「触ることもできる」握手会の場で起きた。人と人が近づく行為は常に危険を内包しているが、それでも人は握手する。歴史をひもとくと、「握手」と「民主主義」の密接な関係がうかがえる。 「ひとまず、ほっとしました。容疑者は握手会という行為に不満を持って狙ったわけではなさそうですから」と、ＡＫＢファンで握手会に何度も参加している本郷和人・東京大教授（日本中世史）は語る。 「最近のアイドルはファンとの関係性のなかでスターとして育つ。握手会はその象徴であり、『おじぎ会』では意味がない。親密さを表すぎりぎりの接触行為によって、信頼関係を醸成する場です。その意味をわかって狙ったのなら、ある意味、民主主義へのテロ行為でした」 かつてのアイドルをアイドルたらしめていたのはテレビだった。一方、ＡＫＢをはじめとする「会いに行ける」系の多くは自称アイドルで、支えとなるファ

[emiladamas]

”　「ひとまず、ほっとしました。容疑者は握手会という行為に不満を持って狙ったわけではなさそうですから」と、ＡＫＢファンで握手会に何度も参加している本郷和人・東京大教授（日本中世史）は語る”