セウォル号引き揚げ本格化 ７月末には船体が海面上に：朝日新聞デジタル

韓国南部・珍島（チンド）沖で２０１４年４月に沈没した旅客船セウォル号の引き揚げ作業が１２日、本格化した。事故では修学旅行中だった高校生ら２９５人が死亡、９人が行方不明になった。作業が順調に進めば、７月末にも船体が海面に姿を現す。 海洋水産省によると、セウォル号は水深４４メートルの海底に沈んでいる。船体の重さは推定約１万トン。過去に例を見ない困難な引き揚げ作業だという。１２日午後にはクレーンで船首部分を持ち上げる作業が始まった。その後は船尾部分を持ち上げ、海面に引き揚げた後は、近くの港に移動する。事故の被害者らは行方不明者の捜索とともに船体を調べて原因究明も進めるよう求めている。（ソウル＝東岡徹）

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セウォル号引き揚げ本格化　７月末には船体が海面上に

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船は引きあげられても亡くなった生徒たちは帰ってこない。子供を持つ親としては、遺族の方々にかける言葉もない。