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ロシア極東、夏の訪れ祝う 「世界一寒い地域」の祭り:朝日新聞デジタル
「ウルイ・アイハル(故郷に栄光を)!」 かけ声とともに、伝統楽器の口琴(こうきん)ホムスの神秘的な... 「ウルイ・アイハル(故郷に栄光を)!」 かけ声とともに、伝統楽器の口琴(こうきん)ホムスの神秘的な音色に合わせ、みんなで踊る。「世界一寒い地域」と言われるロシア極東のサハ共和国で6月下旬、夏の訪れを祝う伝統の祭り「イシアフ」が開かれた。 サハの人々にとっては、厳しい寒さが終わった初夏が「新年」。生きていることに感謝し、平穏な生活を祈る伝統行事だ。宗教活動が弾圧された旧ソ連時代にも続けられた。今年はヤクーツクの人口の半分強にあたる18万人が来場した。 サハ人はアジア系。儀式では、シャーマン(祈禱〈きとう〉師)が火に馬乳酒をかけ、食べ物を置く。サハでは太陽や火、馬など九つの神が信じられており、神の恵みを得るためのお供えとなる。太陽が最高神で、祈りや踊りでは度々、太陽の力を感じ、神に近づくために、大きく上に両手を伸ばす。最後は観客も会場に降り、何重もの輪になって、全員で手をつなぎ、歌を歌いながら
2017/08/01 リンク