在住外国人が写した「ＴＯＫＹＯ」 参加型写真集で注目：朝日新聞デジタル

年の瀬の築地市場に並ぶ真っ赤なキンキ、渋谷のスクランブル交差点を囲むようにそびえる色鮮やかな看板群――。 ２０２０年の五輪に向けて変わりゆく東京の姿をおさめた月刊の参加型ドキュメンタリー写真集「ＴＯＫＹＯ／ＪＡＰＡＮ」に、東京在住の外国人からの作品が増えている。実際に生活者として暮らす彼らが切り取った東京の姿は、外国のアートフェアなどでも注目を集めている。 シュレイヤス・バルーレさん（２７）は昨年１２月に撮影したレインボーブリッジ内の写真を応募した。「どこまでも続く鉄とコンクリートのコントラストが美しい。雑多な地元ムンバイにはない景色。（インドに）帰国したら家族に見せたいと思った」と語る。東京大学で建築を学ぶため１年前に来日した。撮影ではよくお台場を訪れる。「日本人の真面目な性格が出ている」と、鉄骨で精巧に組み立てられたビルや橋に魅力を感じるという。 東京・荻窪で暮らす中国・上海出身の倪穎

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