壁などにアート「町が丸ごと美術館」 くどやま芸術祭、29日まで：朝日新聞デジタル

「町が丸ごと美術館に」――。こんなうたい文句の「くどやま芸術祭2023」が29日まで、和歌山県九度山町で開かれている。その一環の「まちなかライブペイントフェスタ」には、全国各地から一般公募のアーティスト5人が参加。町民や観光客が見守る中、壁画やシャッターアートを描き上げた。 九度山町は戦国武将の真田昌幸・幸村（信繁）親子が関ケ原の戦いの後に蟄居（ちっきょ）した地。親子の屋敷跡に建てられた寺院・真田庵（あん）などの名所のほか、弘法大師空海ゆかりの慈尊院や丹生（にう）官省符神社といった、さらに時代をさかのぼる世界遺産の登録スポットもある。そんな「歴史と文化の薫り高い町」を現代アートと結びつけてアピールしようと、初回の芸術祭が2016年に開かれた。17～19年開催の小規模な「アートウィーク」を経て、21年に2回目を開催。今回が3回目となる。 9月23、24日にあったライブペイントに参加した一人、