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(人生の贈りもの)わたしの半生 作家・落合恵子:9 71歳:朝日新聞デジタル
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(人生の贈りもの)わたしの半生 作家・落合恵子:9 71歳:朝日新聞デジタル
■母の介護、そばで向き合った幸せ ――2000年から7年間、お母さんを介護しました。 最初は熱が下がら... ■母の介護、そばで向き合った幸せ ――2000年から7年間、お母さんを介護しました。 最初は熱が下がらずに緊急で入院すると、腎機能が悪くなっていました。長く神経症を患う母は「病院はばい菌だらけ」と検査も通院も拒み続けてきたんです。後にパーキンソン病や多発性脳梗塞(こうそく)がみつかり、03年にアルツハイマー病と診断され、07年に84歳で他界しました。 ――ずっと自宅でお世話を。 私は仕事をセーブし、ヘルパーさんやいろいろな方の手も借りました。周りは在宅介護に反対でした。私も、女性を介護の担い手として「福祉の含み資産」とする社会は間違っていると思う。でも自分のために、自分の意思で在宅を選びました。 母は敗戦の年に私を産み、その…