asahi.com（朝日新聞社）：「つみきのいえ」監督、母の日に自作絵本贈ったことも - 文化

アカデミー賞短編アニメ賞を受賞した「つみきのいえ」の加藤久仁生監督（３１）は鹿児島市出身。同市内の実家では２３日午前、両親や知人らがテレビで授賞式の生中継を見守った。受賞が決まると、母利子さん（６１）は跳び上がって喜んだ。「一生懸命やってきた仕事が世界に認められてよかったね、と言ってあげたい」 監督は一人息子。鹿児島市立桜丘東小学校の卒業文集に書いた「将来の夢」は「漫画家」だ。同市内の鹿児島玉龍高校時代にはハードロックの音楽バンドでドラムを担当し、鉛筆を握ってライブのポスターを描いた。 市立桜丘中学校の同級生で、高校で一緒にバンドを組んだ同市の会社員内尾真さん（３１）は「絵が上手だったから『かとぺ』（監督の愛称）が描くことに決まった」と振り返る。 「周りから『絵うまいな』って言われ、本人もその気になったと思います」と利子さんも話す。 多摩美大に進んだ監督は、大学４年の「母の日」に自