朝日新聞デジタル：中村文則さんの「掏摸」、ＬＡタイムズ文学賞候補に - カルチャー

芥川賞作家の中村文則さんの長編小説「掏摸（スリ）」が、米ロサンゼルス・タイムズ文学賞でミステリー・スリラー部門の候補に選ばれた。受賞作は、４月１９日（現地時間）に発表される。 同文学賞は１９８０年に創設。フィクション、詩、歴史など１０部門に分かれており、日本人作家が候補になるのは珍しい。ミステリー・スリラー部門は５作が候補で、昨年はスティーブン・キングが受賞している。同賞の過去の受賞者には、ガルシアマルケス、ドリス・レッシングらノーベル賞作家もいる。 「掏摸」は２００９年に河出書房新社から刊行され、翌年に大江健三郎賞を受けた。大江賞は英訳が賞金代わりで、「掏摸」も受賞によって英訳された。 関連記事生きづらさ抱える人に小説を 中村文則、「王国」を刊行(12/16)

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"「掏摸」は２００９年に河出書房新社から刊行され、翌年に大江健三郎賞を受けた。大江賞は英訳が賞金代わりで、「掏摸」も受賞によって英訳された"