asahi.com（朝日新聞社）：大津地検、逮捕の男性を嫌疑不十分で不起訴 強殺事件 - 社会

滋賀県野洲市のＪＲ野洲駅前のトイレで０６年、男性（当時８２）が現金を奪われ殺された事件で、大津地検は２３日、強盗殺人容疑で県警が逮捕し、その後、処分保留で釈放していた男性（５８）を嫌疑不十分で不起訴処分にした。 事件は０６年６月３０日に発生し、被害者はトイレ内で暴行を受け、出血性ショックで死亡。財布から現金約２万８千円を奪われた。県警は、目撃者や犯行を打ち明けられたとされる知人の供述などから０７年７月に男性を逮捕したが、男性は「事件現場に行ったことはなく、全く身に覚えがない」と否認していた。 大津地検の白髭博文次席検事は「目撃時間は短く、知人の供述にも変遷がある。有罪判決を得るのに十分な証拠を集められなかった」と話した。男性の弁護団は「長期間被疑者の立場に置いたことは許されず、捜査当局は謝罪すべきだ」とコメントを出した。

[mustelidae]

被疑者の人は確かに大変だったわけだけど、不起訴の判断に対して謝罪謝罪と追い打ちをかけすぎると、以後の事件での検察の態度を硬化させるおそれはないのか、と思ったりも。